テンポを少しずつ上げる練習法|速く弾けるようになるコツ

難しいフレーズを速く弾けるようにするには、テンポを少しずつ上げていく練習が効果的だと言われます。具体的な進め方と注意点を紹介します。

120
BPM
音
1拍を分ける
ドラム
拍子・リズム・音量のせってい
拍子4/4
音量
音量ミキサー(拍ごとの音の大きさ。0にするとその音だけ消えます)
タイマー

丸い数字を押すと「強い→普通→鳴らさない」に切りかわります。キーボード:スペース=スタート、←→=テンポ、T=タップ

📋 セットリスト(曲ごとの設定を保存)

    テンポ・拍子・音色などをまとめて、この端末に保存します。名前を押すとその設定で開きます。

    📈 練習記録

    なぜ少しずつ上げるのか

    いきなり目標の速さで練習すると、指や体が追いつかず、ミスをくり返したまま覚えてしまいがちです。確実にできる速さから少しずつ上げていけば、正しい動きを保ったまま速さだけを上げていけます。

    基本の進め方

    上げ幅の目安

    上げ幅は、遅いテンポでは2〜4、速いテンポでは1〜2くらいが目安です。速くなるほど少しの差が大きく感じられるためです。

    1日でどこまで上げるか

    その日のうちに目標まで届かなくても大丈夫です。むしろ、前の日より少し下のテンポから始めて、少しずつ上げていくほうが安定すると言われます。練習した最後のテンポを記録しておくと、次の日の目安になります。

    「上げて、少し戻す」練習

    目標より少し速いテンポで一度弾いてみてから、目標のテンポに戻すと、目標のテンポが楽に感じられることがあります。たとえば目標が120なら、一度126で弾いてみてから120に戻すといった方法です。ただし、速いテンポで崩れた弾き方が癖にならないよう、短い時間にとどめましょう。

    細分を鳴らすと確実

    速いフレーズほど、細かい音の間隔がずれやすくなります。細分(8分・16分)を鳴らしながらテンポを上げると、音の粒がそろったまま速くできます。

    テンポを上げても崩れる箇所は

    特定の小節だけ崩れる場合は、その小節だけを取り出して、もっと遅いテンポから練習し直します。曲全体を何度も通すより、苦手な部分を集中的に練習するほうが早く上達することが多いです。

    休むことも練習のうち

    同じフレーズを長時間くり返すと、集中が切れてミスが増え、手や腕にも負担がかかります。疲れてきたら休憩をはさみましょう。一晩寝た次の日のほうがすんなり弾ける、ということもよくあります。

    目標のテンポに届いたら

    目標のテンポで弾けるようになったら、メトロノームを外して弾いてみましょう。外しても同じ速さで弾けていれば、その速さが体に入った証拠です。

    テンポ上げの記録表の例

    日はじめたテンポできた最高テンポメモ
    1日目70803小節目の指使いが不安定
    2日目76863小節目は安定してきた
    3日目8092速くなると右手が先走る

    このように記録しておくと、少しずつでも前に進んでいることが目に見えて、練習を続ける励みになります。

    楽器以外にも使える

    テンポを少しずつ上げる練習は、楽器だけでなく、タイピング、縄跳び、ダンスのステップ、早口言葉など、決まったリズムで体を動かす練習にも応用できます。「確実にできる速さから少しずつ」という考え方は共通です。

    上げ方のパターン

    どのパターンでも、正確さを保てる範囲で上げていくことが大切です。

    テンポを上げる前のチェックリスト

    この4つがそろっていれば、次のテンポに進むサインです。どれかが崩れているなら、テンポを上げるより、そのテンポでもう少し練習を重ねるほうが近道になります。特に力みは、速いテンポになるほど動きの邪魔になるので、遅いうちから力を抜いて弾く習慣をつけておきましょう。

    目標テンポの決め方

    目標のテンポは、楽譜の表示や、演奏したい音源の速さから決めます。ただ、いきなり楽譜どおりの速さを目標にすると、届くまでが長く感じて気持ちが続かないこともあります。そんなときは、楽譜の8割、9割、本番の速さ、と途中に小さな目標を置くのがおすすめです。小さな目標を一つずつ達成していくと、続ける力にもなります。

    よくある質問

    いつまでも目標テンポに届きません。

    上げ幅を小さくする、苦手な小節だけ取り出す、日をあけて再挑戦する、などを試してみてください。

    速いテンポで崩れた弾き方が癖になりませんか?

    速すぎるテンポでの練習は短時間にとどめ、すぐに正確に弾けるテンポに戻すことが大切です。

    上げ幅はいつも同じでいい?

    遅いテンポでは大きめ、速いテンポでは小さめにするのがおすすめです。

    記録はどう残せばいい?

    日付・はじめたテンポ・できた最高テンポ・気づいたことの4つをメモするだけでも十分です。

    まとめ

    テンポを少しずつ上げる練習は、地道ですが確実な方法です。確実にできる速さから始め、小さな幅で上げ、ミスが出たら戻る。記録をつけながら進めれば、昨日より少し速く弾けている自分に気づけるはずです。焦らず、休みも取りながら続けてみてください。

    参考にした資料