BPMとは?テンポの数え方と速さの目安をやさしく解説
BPMは「1分間に何拍あるか」を表す数字です。数え方、秒数への直し方、ジャンルごとの速さの目安まで、はじめての方にもわかるようにまとめました。
キコカコの声は「8分(キコ)」「16分(キコカコ)」のときに鳴ります。
拍子・リズム・音量のせってい
丸い数字を押すと「強い→普通→鳴らさない」に切りかわります。キーボード:スペース=スタート、←→=テンポ、T=タップ
📋 セットリスト(曲ごとの設定を保存)
テンポ・拍子・音色などをまとめて、この端末に保存します。名前を押すとその設定で開きます。
📈 練習記録
BPMは「1分間に何拍か」
BPMは英語の Beats Per Minute の頭文字で、「1分間に拍がいくつあるか」を表す数字です。BPM60なら1分間に60拍、つまり1秒に1拍。BPM120なら1秒に2拍です。数字が大きいほど速く、小さいほどゆっくりになります。
楽譜では「♩=120」のように、音符の記号と数字で書かれることが多く、これも「4分音符を1分間に120回」という意味です。古い楽譜には「M.M.♩=120」と書かれていることがありますが、M.M.はメトロノームを広めたメルツェルの名前に由来する表記です。
1拍は何秒?計算のしかた
1拍の長さは「60 ÷ BPM」で出せます。
| BPM | 1拍の長さ | 感じ方の目安 |
|---|---|---|
| 60 | 1.00秒 | 時計の秒針と同じ。ゆったり |
| 80 | 0.75秒 | 落ち着いた歩き |
| 100 | 0.60秒 | ふつうの歩き〜少し早足 |
| 120 | 0.50秒 | きびきびした行進 |
| 150 | 0.40秒 | 小走り・ノリのいい曲 |
| 180 | 0.33秒 | かなり速い |
反対に、1拍の長さからBPMを出したいときは「60 ÷ 1拍の秒数」です。0.5秒ごとに手を叩いているならBPM120になります。
何を「1拍」と数えるか
ふつうは4分音符が1拍
多くの曲では4分音符を1拍として数えます。4/4拍子なら「1・2・3・4」と4つ数えて1小節です。
6/8拍子は数え方に注意
6/8拍子のように8分音符が基準の曲では、「8分音符を1拍」として6つ数える場合と、「付点4分音符を1拍」として2つで数える場合があります。速い6/8は2つで数えるほうが自然に感じられることが多く、楽譜のテンポ表示がどちらを基準にしているかを確かめるのが大切です。
ジャンルごとの速さの目安
同じジャンルでも曲によって大きく違うので、あくまで目安として見てください。
- バラード・スローな曲:60〜80くらいが多め
- ポップス・歌もの:90〜130くらいに幅広く分布
- ダンス系・クラブミュージック:120〜130前後が定番と言われます
- 速いロック・パンク:160を超えることも
- 行進曲(マーチ):歩く速さに近い110〜120前後が多め
速度記号との関係
クラシックの楽譜では、数字の代わりに「アンダンテ(歩くような速さで)」「アレグロ(速く)」といったイタリア語の速度記号で速さが示されることがあります。速度記号には決まったBPMがあるわけではなく、時代や作曲家、演奏する人によって幅があります。このサイトの速度記号のページでは、よく使われる目安の範囲を紹介しています。
BPMを知ると練習が変わる
BPMという「ものさし」があると、昨日は100で弾けた、今日は104で弾けた、と上達を数字で確かめられます。合奏でも「120でいこう」と伝えれば、全員が同じ速さをイメージできます。まずは気になる数字でメトロノームを鳴らして、体で速さを覚えてみてください。
BPMとテンポ、拍子の違い
似た言葉なので混ざりやすいのですが、それぞれ意味が違います。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| BPM | 1分間の拍の数(数字) | BPM120 |
| テンポ | 曲の速さそのもの。BPMや速度記号で表す | 「アレグロ」「♩=120」 |
| 拍子 | 1小節にいくつ拍があるか | 4/4拍子、3/4拍子 |
同じBPM120でも、4/4拍子なら「1・2・3・4」、3/4拍子なら「1・2・3」と、1小節の数え方が変わります。テンポは速さ、拍子は区切り方、と覚えておくとわかりやすいでしょう。
「倍のテンポ」「半分のテンポ」の感じ方
BPM70のゆったりした曲でも、ドラムが細かく刻んでいるとBPM140のように感じることがあります。反対に、速い曲でも大きなノリで聞くと半分の速さに感じることがあります。どちらが正しいというより、何を1拍として数えるかの違いです。練習では、楽譜の表示や、曲に合わせて自然に手拍子をしたくなる速さを基準にするとよいでしょう。
BPMの数字を覚えておくと便利な場面
- バンドで「この曲は100くらいで」と伝えるとき
- 先生から「次は♩=80で弾いてきて」と言われたとき
- ランニングやウォーキングでペースをそろえたいとき
- ダンスの振り付けを遅いテンポで覚えたいとき
数字で速さを共有できるのがBPMのいちばんの良さです。
よくある質問
BPMとテンポは同じ意味ですか?
ほぼ同じ意味で使われることが多いですが、テンポは「曲の速さ」そのもの、BPMはその速さを表す数字の一つ、と考えると整理しやすいです。テンポはアレグロのような速度記号でも表せます。
BPMの数字が大きいほど難しい曲ですか?
速い曲は指や体の動きが大変になりやすいですが、遅い曲には拍の間を保つ難しさがあります。数字の大きさだけで難易度は決まりません。
楽譜にBPMが書いていないときは?
速度記号の目安から選ぶか、音源があればタップテンポで測ってみましょう。迷ったら少し遅めから始めて、曲の雰囲気に合う速さを探すのがおすすめです。
時計の秒針は何BPMですか?
1秒に1回なのでBPM60です。BPM60の感覚を体で覚えておくと、ほかのテンポの見当もつけやすくなります。